海外離婚で傷ついた私が見つけた心の回復|母として、女性として学んだこと
- Locus of Life

- 2025年4月25日
- 読了時間: 5分

「どうして私ばかり、こんな目に遭うのだろう。」
イギリスで離婚裁判を経験していた頃、私は何度もそう感じていました。
慣れない国の制度。
母国語ではない英語。
頼れる家族も近くにはいない。
何が起きているのか理解しようと必死になりながらも、
不安と孤独に押しつぶされそうになる日々でした。
当時の私は、まさか自分が裁判所に通うことになるとは思ってもいませんでした。
ある日突然、離婚裁判は始まりました。
何が起きているのかよくわからない。
何を準備すればいいのかもわからない。
誰に相談すればいいのかもわからない。
ただ目の前の状況に圧倒されながら、私は一歩ずつ前へ進むしかありませんでした。
今振り返ると、あの経験は私に大きな苦しさをもたらしました。
けれど同時に、母として、女性として、そして一人の人間として、
自分の強さや大切なものについて深く考えるきっかけにもなったのです。
誰も味方がいないように感じた日々
離婚裁判が始まった当初、私は強い孤独を感じていました。
初めて受けたミディエーションでは、
自分の話が十分に理解されていないように感じました。
また、裁判の過程では、自分では信じられないような主張や
出来事に直面することもありました。
そのたびに大きなショックを受け、
「誰を信じればいいのだろう」
「この国には、私の味方は誰もいないのかもしれない」
と思うようになっていきました。
日本で暮らしていたら、家族や友人にすぐ相談できたかもしれません。
でも海外ではそうはいきません。
時差もある
距離もある
そして何より、自分の置かれている状況を一から説明しなければならない。
それだけでも大きなエネルギーが必要でした。
今思うと、あの頃の私は常に緊張状態の中で生きていたのだと思います。
それでも、あきらめたくなかった
それでも私は、途中で投げ出したくありませんでした。
私は何も悪いことをしていない。
だからこそ、感情的になるのではなく、
正直に、誠実に、自分の立場を伝え続けようと思いました。
もちろん、不安が消えたわけではありません。
何度も落ち込みました。
泣いた日もありました。
先が見えず絶望的な気持ちになったこともあります。
それでも、その都度立ち上がることができたのは、
自分を信じようとしていたからかもしれません。
そして少しずつ、支えてくれる人たちとも出会いました。
一人では到底乗り越えられなかったと思います。
人は弱さを抱えながらも、誰かとのつながりによって前に進めることがあるのだと、
その時に学びました。
母として守りたかったもの
当時、息子はまだ6歳でした。
両親の間で何が起きているのか十分には理解できず、
混乱し、不安を抱えていました。
ある時、
「ダディーとマミーがケンカしているのは、自分のせいなんじゃないか」
と思っていることを知りました。
胸が張り裂けそうでした。
子どもは大人が思う以上に周囲の空気を感じ取ります。
そして時に、自分には何の責任もないことまで、
自分のせいだと思い込んでしまうことがあります。
だから私は何度も何度も伝えました。
「あなたのせいじゃないよ」
「マミーもダディーも、あなたを愛しているよ」
心の中には複雑な感情もありました。
けれど、子どもにとって親から愛されているという感覚は、とても大切なものです。
私はそれを守りたかった。
息子がいたから前を向けた
正直に言うと、息子がいなかったら、私はここまで頑張れなかったかもしれません。
苦しい時も、
悲しい時も、
心が折れそうな時も、
私を前へ進ませてくれたのは息子の存在でした。
「このままでは終わりたくない」
「二人で幸せになろう」
そんな思いが私の支えでした。
彼は私にとって、何よりも大切な宝物です。
海外離婚を経験して気づいた心の回復
今振り返ると、私にとっての 海外離婚からの心の回復 は、裁判が終わったことで完成したものではありませんでした。
傷ついた心が回復するには時間が必要でした。
けれど少しずつ気づいたことがあります。
それは、心の回復とは「強くなること」ではないということです。
傷ついた自分を認めること。
不安だった自分を責めないこと。
そして、自分自身の価値を信じ直すこと。
その積み重ねが、回復につながっていったように思います。
今でも人生には困難があります。
けれど、あの経験を通して得た強さと自信は、私の中に確かに残っています。
あの経験が教えてくれたこと
母として
女性として
そして一人の人間として
私があの経験から学んだ最も大切なことは、自分に正直であることです。
そして、大切な人を守るために立ち向かう勇気を持つことです。
どんなにつらい状況の中にいても、人は少しずつ前へ進むことができます。
すぐには無理かもしれません。
でも、誠実さや愛情を失わずに歩き続けることで、
やがて自分自身を支える力になっていくのだと思います。
🌿 あなたのための小さな一歩:初回30分無料オンラインセッション
離婚や人間関係の問題は、手続きが終われば終わりというものではありません。
むしろ、その後も心の中にさまざまな感情が残り続けることがあります。
怒り
悲しみ
悔しさ
そして、言葉にしづらい疲れ
海外で暮らしながら、それらを一人で抱え続けることは決して簡単なことではありません。
もし少しだけ肩の力を抜いて話せる時間が必要だと感じた時には、
安心してお声がけください。





コメント